家計を見直すうえで、絶対に外せないのが「住居費」。
僕たちの人生のなかで、
住居費は最大級に大きな固定費です。
それだけに、一度見直すだけで家計に与えるインパクトは絶大。
• 収入に対して家賃やローンが重すぎないか?
• 本当に今の住まいに、これだけのお金を払う価値があるのか?
• 将来に向けて、無理なく続けられる住居費なのか?
ここを考え直すことが、
家計の自由度を劇的に高める最初の一歩になります。
この記事では、
• 賃貸派が「安く、満足できる家」に住むための戦略
• 持ち家派が「ローンや維持費を最適化する方法」
• 住居費を見直すことで得られる本当のメリット
• 僕自身が戸建ての持ち家を見直し、住宅ローンを減額した体験談
これらを具体的にまとめました。
ちなみに僕は、
結婚・子育てをしながら資産1,200万円以上を築いてきました。
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住まいを見直すことは、
単なる節約じゃなく、「これからの生き方を整えること」。
小さな一歩からでも、未来は確実に変わります。
今できる最善の選択を、一緒に考えていきましょう!
住居費は“人生最大の固定費
住居費は、人生で最も大きな固定費です。
一度決めると簡単には変えられないからこそ、最初の判断が将来に大きな影響を与えます。
僕の基準では、手取り年収の2〜2.5割以内が理想。
3割を超えると、生活が圧迫されるリスクが高いと考えています。
なぜなら、住居費にお金をかけすぎると、
食費や遊興費など日常の支出がカツカツになり、生活そのものが苦しくなるからです。
毎日スーパーでセール品を探して買う生活って、正直しんどくないですか?
せっかく頑張って働いても、日々の満足度が下がってしまっては本末転倒です。
もちろん、「理想の家に住むことが一番の幸せだ」と考えるなら、住居費に重きを置く選択も間違いではありません。
ただし、その場合は資産形成にとって確実にマイナスになることを理解しておくべきです。
住居費を抑えられれば、その分のお金を
• 投資
• 貯金
• 自己投資
に回すことができ、将来の自由度を大きく広げることができます。
つまり、住居費は単なる家賃やローンの支払いではなく、
「人生の選択肢」を左右する支出だという意識が大切です。
そして、最も重要なのは
「自分は、何にお金を使いたいのか?」
を明確にすること。
家にお金をかけるのか。
それとも、将来の安心や自由を優先するのか。
正解は人それぞれですが、自分の価値観をしっかり持ったうえで、住居費を決めることが、後悔しない家計設計に繋がります。
賃貸派の戦略|安い家に住むための思考法
賃貸で家探しをするときに一番大事なのは、自分の中で「妥協できるポイント」と「絶対に妥協できないポイント」をハッキリさせることです。
なんとなく探し始めると、
広い家、きれいな家、便利な家……どんどん目移りしてしまいます。
だからまず、「自分にとって本当に必要な条件」を決めておくこと。
妥協ポイント・妥協できないポイントの整理
例えば、
• 妥協できるポイント → 駅から遠い、築年数が古い
• 妥協できないポイント → 防音、間取り、日当たり
こんな感じで整理しておくと、家探しがブレなくなります。
(ちなみに僕は今は戸建てに住んでいますが、家選びのときはこういう優先順位をしっかり決めて書きました)
駅距離・築年数・広さ・設備などの優先順位づけ
さらに、駅距離、築年数、広さ、設備、周辺環境などについても、自分なりの優先順位をつけておくのがおすすめです。
僕なら、
• 駅距離 → あまり重視しない(車移動メイン)
• 築年数 → 古くてもOK(リノベ物件ならむしろ好み)
• 広さ → 必須(家族で快適に暮らすため)
みたいな感じ。
人によってベストな条件は違うので、生活スタイルにあわせて整理しておきましょう。
家賃の値上げは断れる|交渉のコツ
意外と知られていないけど、家賃の値上げは断れます。
値上げって、実は「お願いベース」で進められるものなんです。
賃貸で家賃値上げを断れる理由
• 入居者の合意が必要
大家さんが勝手に上げることはできず、合意がなければ成立しません。
• 契約書にも「協議のうえ改定」と書かれている
納得できなければ、普通に断れます。
• 正当な理由があっても応じる義務はない
修繕費が上がった、相場が上がった、そんな理由でも納得できなければ拒否可能。
• 最終判断は裁判
もしも争いになった場合、裁判所が認めない限り、家賃は上がりません。
• 拒否しただけで追い出されることはない
正当な理由なしに退去させられることは基本ありません。
要するに、
納得できなければ断っていい。合意がなければ家賃の値上げは成立しない。
これが大原則です。
家賃交渉のポイント
もし更新時に家賃が上がりそうになったら、
• 「周辺相場より高い気がする」
• 「この家に長く住みたいけど、家賃次第では引っ越しも考える」
みたいに、冷静に伝えることが大事です。
感情的にならず、「現状維持をお願いする」というスタンスで交渉しましょう。
家賃は、長く住めば住むほど家計に与える影響が大きくなります。
だからこそ、選び方と交渉の仕方で家計の未来は大きく変わると意識して動きましょう。
引っ越しで家賃を下げるなら?判断基準と注意点
今住んでいる家賃が高いと感じているなら、
「引っ越して住居費を下げる」という選択肢もアリです。
でも、引っ越しには
• 敷金・礼金
• 仲介手数料
• 引っ越し業者の費用
など、まとまった初期コストがかかります。
だから大事なのは、
引越しコストと、引越し後の家賃差額をしっかり天秤にかけること。
目安としては、
**「1年以内に元が取れるかどうか」**をひとつの判断基準にするといいです。
たとえば、
• 引っ越し費用が20万円
• 家賃差額が月2万円
なら、10ヶ月で元が取れるから、十分アリだなって判断できます。
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さらに、もう一つ考えてほしいのが「通勤時間」。
もし今、通勤にすごく時間がかかってるなら、会社の近くに引っ越すメリットはめちゃくちゃ大きいです。
• 通勤ストレスが減る
• 毎日1時間以上の自由時間が増える
• 体力的にも精神的にも楽になる
これって、単純な家賃の話だけじゃないんですよね。
「時間のゆとり」や「心の余裕」まで手に入る。
だから、家賃を下げるためだけじゃなく、
**「生活の満足度をどう上げたいか」**もセットで考えてみてほしいです。
無理に引っ越して毎日がストレスだらけになったら意味がないし、
逆に、引っ越すことで生活がラクになって、資産形成も加速できたら最高ですよね。
大事なのは、
家賃差額だけじゃなく、「生活の質」まで含めて判断すること。
ここを忘れずに、引っ越しの判断をしていきましょう!
持ち家派の戦略|ローン・維持コストを最適化
持ち家を持っている人にとっても、住居費の最適化はめちゃくちゃ大事です。
「買ったからもう終わり」じゃない。
ローンや維持費を見直すだけで、何十万円単位の差が生まれることもあります。
住宅ローンの借り換えで月々の支払いを下げる
まず最初にチェックしてほしいのが、住宅ローンの借り換えです。
金利が少し下がるだけでも、
• 毎月の返済額が数千〜数万円安くなったり
• 総返済額が100万円以上変わったり
するケースもあります。
特に、
• 借入金額が大きい人
• 残り返済期間が長い人
• 金利が高めのプランで組んでいる人
は、一度シミュレーションしてみる価値ありです。
(ちなみに僕も「モゲチェック」という無料サービスで借り換えシミュレーションをして、月1,000円ですが返済額を下げることができました)
細かく見れば少額でも、住宅ローンは「長期間の固定費」なので、効果がジワジワ積み上がります。
借り換えには手数料がかかる場合もあるので、
**「手数料を払っても元が取れるか?」**を基準に検討しましょう。
固定資産税の見直しも選択肢のひとつ
優先順位は高くないけれど、
**固定資産税の見直し(不服申立て)**も、場合によっては検討できます。
例えば、
• 評価額が実態より明らかに高い
• 固定資産税が異常に高い
と感じるなら、一度市役所で相談してみるのもありです。
ただし、手間のわりに必ずしも下がるとは限らないので、
「できたらラッキー」くらいの感覚でOKです。
持ち家は「維持費込み」でトータルコストを考える
持ち家は、買ったら終わりじゃありません。
むしろ、買った後からが本番です。
• 外壁塗装
• 屋根修理
• 設備交換(給湯器・トイレ・キッチンなど)
• 火災保険の更新
こういった維持費・修繕費が確実にかかってきます。
だから、持ち家派は必ず
「ローン返済額+維持コスト」を合計して、月あたりの住居費を把握すること。
これを意識すべきです。
たとえば、
• ローン返済:月8万円
• 維持費積立想定:月1万円
なら、実質の住居費は9万円と考えるべきです。
さらにもうひとつ、大事な視点があります。
特に戸建ての場合、リセールバリュー(売却価値)が悪くなりやすいということです。
新築で買った戸建ては、
ほとんどの場合、購入した瞬間から資産ではなく「負債」に変わります。
よほど立地や条件が良くない限り、
戸建ての価値は時間とともに下がり続け、
10年後には大幅に売却価格が下がっているケースも普通です。
「マイホーム=資産」と考えがちですが、
実態は、維持費を払いながら、価値も下がっていく負債を抱えている状態に近いんです。
だからこそ、
• 毎月の支払いだけじゃなく
• 維持コスト
• 資産価値の下落リスク
まで含めた「トータルコスト」で持ち家を管理していく意識がめちゃくちゃ大事です。
家は安心をもたらしてくれる存在だけど、
安心は「持っただけ」では得られない。
ちゃんとコスト管理ができて、はじめて本当の安心に繋がります。
ここを意識しておくと、10年後、20年後に家計が苦しくなるリスクをしっかり減らせます。
住居費が高いとどうなるか?|支出全体への影響
住居費が高すぎると、家計全体がじわじわ苦しくなっていきます。
最初は「ちょっと贅沢しただけ」と思っても、
高い家賃やローンは毎月必ず引き落とされる。
その負担は、確実に他の支出を圧迫していきます。
具体的には、
• 保険や通信費などの固定費
• 食費や遊び代などの変動費
こういったところにどんどん影響が出てきます。
無理に生活費を削ってやりくりしていると、
毎日が「節約しなきゃ」「我慢しなきゃ」の連続になって、生活そのものが楽しくなくなる。
最悪の場合、
• 旅行にも行けない
• 趣味にもお金を使えない
• 子どもの教育費まで削らないといけなくなる
そんな未来になりかねません。
じゃあ、
「そこまでして、その家に住む価値は本当にあるのか?」
ここは一度、冷静に考えたほうがいいです。
たしかに、
• 絶景が見えるタワマン
• 駅直結の超便利なマンション
みたいな場所に住むことで、心から満たされる人もいると思います。
だけど、もし
「なんとなく良さそうだから」とか
「周りと比べて見栄えがいいから」
そんな理由で高い住居費を払い続けているなら、
それって、本当に自分のためのお金の使い方なんだろうか?
住居費を見直すって、
ただ節約するためじゃないんですよね。
自分が「何にお金を使いたいか?」を改めて考え直すため。
これが本質です。
支出って、言い換えれば自分の価値観の表れです。
• 家に一番お金をかけたいのか?
• それとも、将来の安心や、自由な時間を優先したいのか?
答えは人それぞれだけど、
自分でちゃんと選んだお金の使い方なら、後悔しない。
住居費を見直すことは、
これからの生き方を見直すきっかけにもなります。
我が家の住居費見直し体験談
ここからは、僕自身が実際に取り組んだ住居費の見直しについて話していきます。
僕は現在、戸建ての持ち家に住んでいます。
家を買ったときは「月々払えるなら大丈夫だろう」って、あまり深く考えずにローンを組みました。
でも資産形成を本気で意識するようになって、
**「たとえ小さな額でも、固定費は徹底的に最適化すべきだ」**って考えるようになったんです。
そこで実際にやったのが、
住宅ローンの借り換えシミュレーション。
僕が使ったのは「モゲチェック」という無料サービス。
条件を入力するだけで、
• どれくらい金利が下がるか
• 月々いくら安くなるか
がすぐわかります。
試してみた結果、
うちの場合は月々約1,000円支払いが減る見込みになりました。
正直、最初は
「たった1,000円か…」
って思いました。
でも、よくよく考えると
• 年間で12,000円
• 30年間で約36万円
になります。
これを新NISAで積み立て運用した場合、約147万程度になります。
ローンは「一度見直せば、効果が何十年も続く」超優秀な固定費なんです。
これに気づいてから、
「今できることは、全部やっておこう」
って腹をくくりました。
もちろん、借り換えには手間や手数料がかかることもあります。
でも、シミュレーションしてみるだけなら完全無料。
やるかやらないかを決めるのは、それからでも全然遅くないです。
もし今、
• 金利が高め
• 返済期間がまだ長い
• 借り換えを一度も検討したことがない
という人は、
まずは気軽にシミュレーションだけでもやってみてほしいです。
(※具体的な方法や注意点は、別記事「住宅ローン借り換えで固定費を減らす方法」で詳しくまとめています)
住居費の見直しって、正直めんどくさいです。
でも、一歩踏み出せば確実に未来が変わる。
僕自身、それをリアルに実感しています。
まとめ|住居費を見直すことは、未来の自由をつくること
住居費は、人生で最も大きな固定費です。
それだけに、
一度見直すだけで家計に与えるインパクトは圧倒的に大きい。
• 家賃やローンの負担を見直す
• 自分にとって本当に価値ある住まいを選ぶ
• 将来に向けて、生活コストを最適化していく
これだけで、
今よりもずっと自由に、未来に向かってお金を使えるようになります。
もちろん、住まいはお金だけで決めるものではありません。
• 家族との時間
• 毎日の暮らしの満足感
• 心の豊かさ
こういうものも、住まい選びの大切な要素です。
でもだからこそ、
本当に「自分にとって価値がある」と思える住居費にすることが大事なんです。
僕自身も、
• 持ち家の維持コスト
• ローンの負担
• 住まいにかかるお金
これらを冷静に見直して、
「これなら無理なく続けられる」というラインを見つけました。
資産形成を目指すなら、
まずは**「無理のない家計づくり」**がスタートラインです。
住居費はすぐには変えにくい支出だからこそ、
• これから住まいを探す人も
• 今の住まいを見直す人も
今このタイミングで、
一度ちゃんと向き合ってみてください。
小さな行動が、
これからの人生を大きく変えるきっかけになります。
住居費を見直すなら、まずは現状把握から!
• 住宅ローンを組んでいるなら → 無料で借り換えシミュレーションを試してみる
• 賃貸に住んでいるなら → 今の家賃が適正か、周辺相場をチェックしてみる
行動は小さくてOKです。
>> [住宅ローン借り換えの無料シミュレーションを試す(モゲチェック公式サイトへ)]
>> [家賃相場を調べてみる(HOME’S賃貸相場検索)]
思い立った今が、最初の一歩を踏み出すチャンスです!
\ まずはできるところから、一歩ずつ /
一緒に「無理なく続く家計」を作っていきましょう!